人生脚本って何?
私たちは個人のシナリオに沿って生きているのです。
あなたの好きな童話は何ですか?
「人生脚本って、聞き慣れない言葉だな」と感じる方は多いことでしょう。
これは、心理学用語のひとつなのですが、簡単に表現すると、【私たちが無意識に行っている人生への生き方】のことをいいます。
つまり、人生の青写真のようなものなのです。
もちろん、一人ひとり、人生への生き方は異なりますので、持っている人生脚本は千差万別です。
たとえば、ハッピーエンドな人生脚本を持っている方もいるでしょうし、破壊的な道を歩むという人生脚本をたどる方もいます。
日常生活を送るうえで、「私ってなぜ、いつも同じような結末を迎えてしまうのかな…」と思い、それが居心地の悪いものであるなら、あなたは特定の人生脚本に沿って、知らず知らずのうちに生きているのかもしれません。
ところで、皆様は、ハッピーなものであれ、不満足なものであれ、自分の持っている人生脚本はどのようなものなのかを知りたくはありませんか?
それを知るひとつの基準として、童話の存在があります。
ここで、少し考えてみて下さい。
あなたにとって、親近感を感じたり、思い入れをしてしまう童話には何がありますか?
童話が思い浮かばない方は、好きな小説や映画などストーリー性のあるものなら何でも構いません。
とりあえず、一作品を挙げてみましょう。
まず、自分の人生脚本に気づくことから始めよう
自分が共感を持つことができる童話や小説などを、イメージすることができたでしょうか?
ここで種明かしをすると、今自分が挙げた童話や小説は、自分の持っている人生脚本。
つまり、自分の人生への生き方に似通っている場合が多いのです。
だからこそ、その物語に思い入れを持ったり、夢中になったりするのだといわれています。
女性が親近感を持つ童話として挙げがちなものに、「シンデレラ」があります。
有名なストーリーなので、皆様もよくご存じだと思います。
物語の主人公であるシンデレラは、父親の再婚で継母や義理の姉にいじめを受け、立派な女性であるにもかかわらず、召使と同様の扱いを受け苦しみます。
しかし、希望は捨てず、ひたむきに毎日を生きていると、魔法使いが突然現れて、お城の舞踏会に行けるように手はずを整えてくれるのです。
舞踏会に出向いたシンデレラは、王子様から見初められたにも関わらず、魔法が解ける12時までには帰らなければならず、急いで帰る途中にガラスの靴を落としてしまいます。
これは、1日限りの夢だと諦めていたシンデレラでしたが、王子さまは彼女のことが忘れられず、ガラスの靴の持ち主を探して、国中を探し出し、ようやくシンデレラと再会し、めでたく2人は結ばれるというハッピーエンドで幕を閉じます。
ここから分かる女性の生き方は、「どんなに苦しいことがあっても頑張っていれば、いつか素敵な人が私を見つけ出してくれる」というものだと言えるでしょう。
とても素晴らしい生き方ですが、どんなに努力しても、カッコイイ男性からアプローチされない。
待っていても幸せになれないということで悩んでいるとしたら、「待っているだけ」の生き方を変える必要があるのかもしれません。
人生脚本のまとめ
このように、好きな童話から、自分の無意識的な人生の生き方が分かってきます。
まずは、それに気づくこと。そして、そのような生き方で苦しんでいるのだとしたら、人生脚本は変えることができるのだということを覚えておいてくださいね。