認知心理学は、心理学の中でも比較的新しい領域の学問です。
この学問は、人の記憶や学習・知覚といったものの状態や、問題解決のメカニズムについて研究していきます。
なお、この学問の発達は、コンピュータの発展と時期が同じであるため、コンピュータや情報科学の考えが中心となっています。
つまり、脳にインプットされた情報をどのように処理しているのかをシステマティックに考えます。
認知とは、「物事を認識し理解する。考えるなど高度な知的活動」のことを指します。
しかし人の心・脳の働き自体は目に見ることは出来ません。したがって、心や脳の動きを行動を通してどのような心の動きがあったかを研究・観察をします。
行動心理学と似ているといわれがちですが、この学問は行動することで認識が変化すると考えます。
認知心理学は、認識することによって行動が変化すると考えています。この認識自体に個人差が生まれるため、行動に違いが起こるという順番で考えられています。
問題を解決する場合には、その人の認知の仕組みを知ることから始まります。
物事の認識するパターンやクセ(スキーマ)が分かれば、そのクセを修正していくことで、認識・認知の歪みを正しくして、問題の解決を図ります。
●認知心理学の誕生と発展
認知心理学の歴史・背景など。
●中高生のための認知心理学基本用語
たくさんの言葉の用語解説が掲載されています。
●科学技術振興機構
認知心理学の研究紹介。
●ライティング技法の認知心理学による裏づけ
認知心理学とは「わかる」という頭の働きを、心理学的に研究する学問です。
●認知心理学の世界へようこそ
熊本大学認知心理学研究室のサイトです。大学ではなにを学ぶか?研究テーマは?
●実験心理学はどんな分野か?
実験心理学は、自然科学の一領域としての心理学の方法であり、実験的手法を使って心の理解を深める学問です。研究対象ではなく、研究手法に基づいた分類になります。
認知心理学が学べる大学
デザイン工学部 デザイン工学科1年
『ロボット遊交部からくり』に所属し、人と関わりながらものを作ることの楽しさを満喫しています。
キャンパス周辺の子どもたちを招き、ペットボトルロケットを打ち上げるイベントを実施したり、工作教室を開催したり、ロボットの組み立てキットを作ったり…。
子どもの頃から工作が好きだった私には楽しい活動ばかりです。
認知心理学の授業を受けています。(つづき↓)
(スタディサプリ進学 芝浦工業大学 在校生のキャンパスレポート参照)
システムエンジニア(卒業生)
プログラミング・ソフトウェア・ネットワークに加えて認知心理学や認知科学などを学び、使う人とコミュニケーションを図りながら問題の解決を探るのが、システム情報科学部の情報アーキテクチャ学科。(つづき ↓)
(スタディサプリ進学 公立はこだて未来大学 システム情報科学部参照)
理学の基礎をしっかりと理解した後、3つの応用領域を学ぶ
心理学の基礎となる「実験心理学」や「認知心理学」を学び、「心理学研究法」「心理統計学」などを修得した後、「臨床心理学領域」「社会・産業心理学領域」「発達・教育心理学領域」という3つの応用領域へ進んでいきます。
ひとつの領域を専門的に学びながら他の領域も履修することで、より深く心理学を理解することができるカリキュラムとなっています。(つづき↓)
(スタディサプリ進学 京都橘大学 健康科学部心理学科参照)
人のこころをサポートする臨床心理のスペシャリストを育成
基礎から応用まで、「臨床心理学」を幅広く体系的に学びます。
「心理学概論」「心理学基礎実験」「認知心理学」など基礎的な心理科目に加えて、「臨床心理学」「カウンセリング」「精神分析学」「比較心理療法」「児童精神医学」など幅広い臨床心理系科目で、実際の臨床場面で役立つ知識・スキルを身につけます。(つづき↓)
(スタディサプリ進学 法政大学 現代福祉学部臨床心理学科参照)